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模索中はこんなのでした(2009〜2014)

作ってみた

2009年のたぶんシーズン中頃だったと思います。

思いついてとりあえず作ってみた記念すべき第1号がこれ。とりあえずホームセンターで使えそうな材料見つけてきてざっくりと作りました。掘削部はステンレスのFB(フラットバー)2×10をボルトクリッパーで切断、ドリルでビス用の穴をあけて、そしてプライヤーで曲げ加工。グリップと支持部はメープルの角材をステンレスのジョイント金物で繋いだだけ。掘削部の幅は30cmありました。

重いし嵩張るし今から考えると相当使いづらい代物でしたね。

使いやすさを考えて改良

はじめに作ったものは特に材質や規格寸法などを調べたわけじゃなく、とりあえずホームセンターに行って、あったものから適当に選んだ材料で作ってみたわけですが、掘削部自体はそう悪くない感じでした。今でもハマグリ専用モデルには同じ材料を使ってますし。ただ、このころはもうすでにかなり潮干狩りにハマっていて、4時間も5時間も掘り続けるわけですが、それにはあまりにも重くて握りにくくて疲れる。それで2010年のシーズン前に手を加えたのがこれ。

グリップを短くして手になじむ形に削って、ジョイント金物を2重にして強化。支持部も肉抜きして軽量化。これでまあそこそこ使えるものになったので、2012年のシーズンいっぱいまで使ってました。潮干狩り自体もかなりノウハウを蓄積して圧倒的に漁獲が増えた時期ですね。

抜本的に見直す

4年使ってだいぶ潮干狩り自体もよくわかってきましたし、さすがにいろいろと改良したい点が出てきたので、2013年に基本的なところから設計を見直して作ってみたのがこれ。

とにかく軽量化と疲れにくさ、それと作りやすさのために構成をシンプルに、という方向です。そこで掘削部のFBと木製グリップのみの構成を考え、ただしFBだけだと根元の強度が足りないので、そこは2重にして補強。そして掘る時の効率と砂の抵抗による疲れ具合のバランスを考えて幅は25cmにしてみました。グリップはメープルほど硬くなくても大丈夫そうだったので、ちょっと軽くて加工のしやすいホワイトアッシュ材に。写真のグリップは最初のタイプですが、途中でさらに短くて小指の後ろの引っ掛かりの大きな(今の形に近い)タイプに作り直したり、グリップと掘削部との角度についてもいくつか試作してベストな角度を探したりしてました。

さらに改良版

2014年はさらに軽く作りやすく改良です。

FBを2重にするより木で補強したほうが、金属量がかなり減って軽くなり、さらにこのころはステンレス材の穴あけのノウハウがなく必要以上に苦労していたので、穴あけ箇所が少なくなることでずいぶん工程が楽になりました。

 

以上、このあたりで実際には作ってないものも含めてだいたい形は考え尽くした感があったので、2014年後半からは製品版(2015モデル)の設計に取りかかることになります。

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